耐久レース・パ−トU

  田植えをしてからずっと張りっぱなしだった田んぼの水は、イネの一株あたりの茎の数が
  25本くらいになった頃、水を落として田んぼの土が軽くひび割れするくらいに乾かします。
  “中干し”は地中のガスを抜いて稲の根張りを良くし、倒伏防止に効果があり、この中干し
  をするため水の掛け引きをし易いように田んぼに溝を切ります。
    
溝切り
6月27日〜30日
 中干しをするために先週末、いつもお世話に
 なっているJA仙台松島支店の岸さんにイネの
 生育具合をみてもらいました。
 草丈、茎数とも充分とのことで、さっそく落水
 して溝切りに備えます。
(人に背中を押してもらうと気がラクですね♪)
田んぼの近くにある道路の温度計、朝四時の気温21度
   この溝切りの仕事は、除草機の作業とともに農作業の中でも大変きつい仕事です。
   梅雨のジメジメする蒸し暑い時期にぬかるんだ田んぼに足をとられ、エンジンの排気
   ガスをまともに吸い込みながらの作業は、晴れた日中などは、とてもやれたものでは
   ありません(▼▼)
   私の場合は、朝の涼しい時間か曇りの日などに行うようにしていますが、特に小雨が
   降っている時は、喜んで出かけて行きます。
   なぜかと言うと、傍で見ている人は“なんでこんな日に・・・”と思うでしょうが、除草機や
   溝切り機の作業の場合は、早かれ遅かれどっちみちドロンコになりながら、しかも
   汗まみれになる仕事なので、雨で身体を冷やしたほうがずっとラクなんです(^o^)
    (ほかの作業の時は、足元が滑って危険なのでやりません(^_^;)。)

 

  溝切り機はエンジンで前の車輪を回転させて、うしろの溝切り板で田んぼに溝を切って
  行きます。切り終わった溝をつないでおくと入水・落水を速やかに行うことが出来ます。
  水はけの悪い田んぼや広い区画の田んぼなどでは、特に重要な作業で、その後の
  水管理や収穫時期の排水にとても効果があります。



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『おいらの田んぼ』  澁谷 啓
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