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6月24日の早朝、いつものように田んぼ
を見まわっていたら、羽化したばかりの
赤とんぼが、朝露に濡れたイネの間から
フワフワと飛び揚がってきます。 |
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葉っぱにしがみついて、羽化するのをじっと待って
いるヤゴ。
このお世辞にもカッコ良いとはいえない姿からは、
大空をゆったりと飛ぶ赤とんぼの様子はとても想像
がつきません。
(中年太りのオヤジに、そんなことまで云われたくないってか(^_^;)) |
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ヤゴの抜け殻(上)と赤とんぼ
からだいっぱいに朝日を浴びながら、羽を乾かしている赤とんぼ。
赤とんぼの一生は、卵で冬を越し、田んぼに水が入った6月前後に卵からかえって
“ヤゴ”となり、羽化して暑い夏の間は涼しい山のほうに移動して、秋になると再び
田んぼに帰ってきて産卵します。
こんな赤とんぼも田んぼの中の虫を餌として育ち、無事に赤とんぼになって飛べた
としても、今度は自分がツバメやほかの生き物に食べられたりしながら、また田んぼ
に戻ってきて産卵できる確率というのは、ほとんど奇跡に近いくらい低いのでしょうね。
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