今年の種籾は、お湯で殺菌!

  今年使用する種籾は、JA仙台(仙台農協)の指導により、お米の銘柄としての特性を守る
  ために全量、県の指定された田んぼで採取され、種子センターで調整された種籾を使用
  します。
  また、種籾を殺菌するやり方も、これまでの農薬を使った方法からお湯を使った消毒方法
  になりました。
  このようにお湯を使った殺菌のやり方は、“温湯種子消毒”といわれ、農薬の代わりに
  60℃のお湯に10分間種籾を浸して、ばか苗病、もみ枯細菌病、いもち病、苗立枯細菌病
  などの伝染性の病害虫を防除するもので、これまでのように薬を使った後の廃液処理の
  必要もなく、きわめて環境にやさしい種子消毒法といわれています。



温湯殺菌処理作業(JA仙台)

 こちらは、JA仙台の温湯殺菌処理施設
 の作業の様子です。
 管内の農家に配布する「ササニシキ」と
 「ひとめばれ」の種籾の全量(200トン)を
 こちらの施設で処理するのだそうです。



温湯処理済の種籾 (ひとめぼれ)


袋のラベル


温湯処理済の種籾 (ササニシキ)


袋のラベル

  種籾は、1袋5キログラム入りとなっており、あらかじめ機械(グレーダ)で選別されている
  ので、これまでのように塩水選などすることがなく、そのまま水漬けすることができます。
  自家用の種籾が使えなくなって多少経費はかかりますが、品種の混在や農薬の心配を
  することがないなど、去年に比べると非常にラクチンです(^0^)



種籾の水漬け (3/16)

 配達された種籾は、そのまま袋ごと容器に
 入れ、水温が10度で積算温度がササニ
 シキは100度、ひとめぼれは120度を目安
 に水漬けします。



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『おいらの田んぼ』  澁谷 啓
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