松島湾の冬の味覚である美味しい「かき」を、アツアツの「かき鍋」でいただきながら、
島めぐりを楽しめる「かき鍋クルーズ」は、12月〜3月まで行われている冬の松島の
定番コースの一つになっています。
今日は、昨日までの強風がウソの様な朝から穏やかな快晴のもと、旬のカキ料理を味わい
ながら松島湾の写真を撮るため、かき鍋クル−ズを運行している船会社に電話して予約
完了、デジカメを持って塩釜にあるマリンゲートに向かいました。
マリンゲート塩釜には、家から車で20分くらい、建物の中にある予約した会社の乗船券
売り場の窓口で料金を支払い、11時20分発の遊覧船に乗船します。
今回の利用したコースは、塩釜から松島まで片道1時間の島巡り遊覧とかき料理がセット
になっているもので、料金が大人一人3,000円です。
乗船のアナウンスに促され、船の乗り場で名前を確認され船内に入ると、丁寧に席札が
貼ってあり、ちょっとリッチな気分になりました(^^)。
席に着いてさっそくお約束の料理の確認、鍋の蓋を開けたら先ほど窓口からもらってきた
パンフレットとなんら変わらない大きなカキとその量に思わず(≧ ≦)Ω ヨッシャ!
鍋以外には、こちらも大振りなカキフライとカキ酢、お新香とミカンそれにご飯(お替り可)が
ついています。
このコースを利用するのは、今度で2回目なのですが、正味1時間で料理を食べることと
写真を撮ることを考えると結構ハードです。
遊覧船のスピードは、車などと違ってそれほど速くはありませんが、撮影するポイントを
あらかじめ頭に入れておかないと、船長さんにお願いしてバックしてもらうわけにもいかない
ので、撮り直しが効かないものですから大変です(^_^;) 。
今日のお客さんは、平日とあって全部で17人ほどで、船内はほぼ貸切り状態です。
係りの人の話ですと明日の予約は100人の団体さんがあるそうで、そんな日には、船内を
歩くのだけでも一苦労で、写真を撮るどころではなかったかも知れません。
出航する頃には、鍋も煮え始め、まずは腹ごしらえとカキ酢やカキフライを食べながら
かき鍋に舌鼓を打っていると、さっそく撮影ポイントに差し掛かってきたので、かき料理も
そこそこに後ろ髪を惹かれる想いで、デッキに向かいました(;_;)。
出航して間もなく、塩釜港の出入り口である馬放水道(代ヶ崎水道)を通過します。
この水道は、塩釜港に出入りする船が必ず通るところで、遊覧船や漁船はもとより大型
の貨物船などが頻繁に航行しています。
航路の脇にある大きな馬放島は、七ヶ浜の展望地である多聞山から眺めると桂島に架け
橋のように横たわる変化に富んだ島で、昔、病気や老衰で仕えられなくなった塩竃神社の
御神馬がこの島に放され、天寿をまっとうさせたことからこの島の名前がつけられたそう
です。
外洋に出た遊覧船は、高遠島、沖ノ遠島、鍋島から、今度は松島に向かって針路をとり、
塩釜のマリンゲートを出航してから、およそ1時間で松島の観光桟橋が見えてきました。
遊覧船から眺める、赤い橋の架かっている福浦島や五大堂、観瀾亭なども、陸から見る
のとは少し違った味わいがあります。
※ 松島湾で大型遊覧船による「かき鍋クルーズ」を行っているのは、二社ありますが、
期間は、12月1日から翌年の3月末頃までで、会社によっては運航日や島巡りの
コースなど多少違いがあるようです。
|