お米の出来るまで
2004年(平成16年)          【秋起し】


  稲刈りの終わった田んぼは、コンバインで裁断された稲わらが残っています。
  この稲わらをそのまま放置すると来年の代かきの邪魔になるのと夏に稲わらの腐熟が
  進むとガスの発生などにより水稲の生育に支障をきたす事になるので、稲刈り後は
  なるべく早く気温が高くわらの水分の多いうちに土にすき込みます。
  そうすると微生物が活発に働いてわらを腐らせることにより土づくりに効果があり、
  また土を反転させてひと冬、寒さをあてて土を凍みさせておくと雑草を抑えるのにも
  効果があります。

  いつもは全部稲刈りが終わり、作業場や農業機械の清掃と点検が終わった後に秋起し
  をしていたのですが、今年は息子が稲刈りを手伝ってくれたので刈り取りしながら秋耕
  をすることが出来ました。
  


コンバインが稲を刈り取った後は、小さく裁断された稲わらが田んぼに残されています。



稲刈りが終わった田んぼから順番にトラクターで耕して行きます。
(向こう側の田んぼでは息子がコンバインで稲刈り中)



田んぼの土と稲わらが交じり合っています。



  秋起しの終わった田んぼの風景


     田植えから稲刈が終わるまで見慣れてきた田んぼの風景も苗から稲になり
     刈り取られた後は何となく殺風景ですが、土の中では来年の稲作に向けての
     土づくりがもう始まっています。


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『おいらの田んぼ』  澁谷 啓
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