お米の出来るまで
2004年(平成16年)          【乾燥とモミすり】


  乾燥機に入れられたモミは夕方にセットすれば、機械が設定した水分になるまで自動で
  乾燥することが出来るのですが、作業場が隣家と近いために夜の騒音は近所迷惑になり 
  ますので、午後10時頃には一旦機械を止めて翌朝の5時頃に再開すると、大体午前中
  には乾燥が終了します。
  
  乾燥の終わったモミは、乾燥機から隣の2階のモミ蔵に移し冷まします。
  冷ましたモミは次の日の朝、モミ殻をはがして玄米の状態にします。
  この工程を籾摺り(もみすり)と言います。



  こちらは、モミを乾燥する乾燥機です。

     この乾燥機で40アールの田んぼのモミを乾燥することができます。
     その年のお米の出来にもよりますが、玄米で約2トンくらいです。
     刈り取られた稲はその日のうちに乾燥機に入れられ、モミの水分が15%に
     なるまで乾燥します。



籾摺り機と選別機
  
  籾摺り機の上部

乾燥を終え一晩モミ蔵で冷まされたモミは、緑色のホッパから籾摺り機に入り
     次に皮をむかれた玄米は選別機に移って、整粒とくず米にふるいわけされて
     最後に整粒だけの良いお米だけが袋詰めされます。



選別機(ハカリ機能付き)
    お米が溜まっていきます。
  
 ハカリと選別機は、一体となっているのでセットされた30.5キログラムになると
     自動的にシャッターが閉じて計量することができます。



最後は手作業で袋の口を折り曲げて
結んで閉じます。
 
  これで出来上がり!
    
     私の家の場合には、稲刈りの3日目から朝に籾摺りして日中は稲刈りをする
     という作業が、雨が降らない限り稲刈りが終わるまで毎日続きます。


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『おいらの田んぼ』  澁谷 啓
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