お米の出来るまで
2004年(平成16年)       【種まき前の準備】その1


  去年、自分の田んぼから採ったササニシキとひとめぼれの種籾を播種機で均一に
  蒔きやすくするため、籾から出ている「ノギ」と呼ばれる細い茎状のものを取る作業と、
  病気に負けない丈夫な苗をつくるため種籾の塩水選と種子消毒を行ないました。

 3月13日
 


  ノギ取り機の上から種籾を入れると、機体の左側からはゴミと一緒に軽い籾が飛ばされて
  正面から「ノギ」の取られた実の入った籾が出てきます。




  ノギ取り機にかける前の種籾で、写真では
  「ノギ」は良くわかりませんが白っぽいのが
  実の入っていない籾です。
 

  ノギ取り機にかけた後の種籾で、軽い籾
  やゴミなどが綺麗に取り除かれています。


 
 
  こちらは宮城県指定採取圃で生産され
  原種苗センターで調整された優良種子で
  自家用種子はすべてこの種子から生産
  されたものを使用するため、毎年更新
  をしています。

 
 
  塩1キロに対して、水5リットルの割合で
  作った塩水で、実のしっかり入った籾と
  軽い籾を選別し、水面に浮かんだ軽い
  籾を取り除いています。

  
 

  ばか苗病、もみ枯細菌病、苗立枯細菌病
  などから苗を守るための種籾用の殺菌剤
  です。

 
 
  全部の処理が終了した後、種籾の品種
  ごと網袋に入れ、水温が10度でその
  積算温度がササニシキで100度、
  ひとめぼれは120度を目安に水漬け
  します。


『おいらのたんぼ』のホームページに戻る
『おいらのたんぼ』のホームページに戻る
お米の出来るまでの目次に戻る
お米の出来るまでの目次に戻る

〒981-0212 宮城県宮城郡松島町磯崎字磯崎11番地 TEL・FAX 022-354-5379
『おいらの田んぼ』  澁谷 啓
  は、 info@oiranotanbo.comまで。
当WEBサイトの画像・情報・記事の転載は、一切禁止いたします。